Windows8.1のメトロ画面には標準でWindows Bing地図やNAVITIME(地図ソフト)がインストールされていて、レガシー(?)なアプリとは違い設定や操作が非常に難しい印象を受けます。(ユーザーにすれば、ポートだの NMEAだの意識せず、現在地情報を利用する事が簡単になるようです。)
特にGNSSレシーバ、GPSレシーバを接続し設定画面を開くにもどこでCOMポートの設定を行うのか設定画面がありません。
以下 Microsoft Sensor APIのページより引用——————–
(http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/desktop/dd318953%28v=vs.85%29.aspx)
Windows 7 はセンサーをネイティブ サポートしており、GPS デバイスのような位置センサーを始めとする、センサーを操作するための新しい開発プラットフォームによって拡張されています。Windows Sensor and Location プラットフォームでは、デバイスの製造元がソフトウェア開発者および消費者にセンサー デバイスを公開するための標準的な方法が提供されます。また、開発者は、センサーとセンサー データを操作するための標準化されたアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用できます。
センサーは、物理的な現象の測定、物理的なオブジェクトまたは環境の状態についての情報の提供を行うことができるデバイスまたはメカニ ズムです。コンピューターは、組み込みのセンサー、ワイヤード (有線) 接続またはワイヤレス接続で接続されたセンサー、あるいはネットワークまたはインターネットを介してデータを提供するセンサーを使用できます。
______________________________
メトロ搭載地図やNAVITIME等もWindows Sensor(Location) API を介して位置データを利用しているようです。
今のところ、GPSメーカーではU-Bloxを除き センサーロケーションAPIの対応はありません。
U-bloxからはセンサー及びVCP対応Driverが公開されており、同社のGNSS・GPSレシーバやモジュールを利用する際はこのドライバーを利用する事でWindows7からのセンサー、位置APIアプリで使用可能です。
http://www.tokyo2show.co.jp/gpsonline/products/detail.php?product_id=15
U-bloxのGPS以外では以下のドライバーをインストールする事でストアアプリ対応とすることができます。
個人利用の場合は無償のGPSDirectというドライバーをダウンロードしインストールして下さい。(ライセンス購入9.99ユーロ)
(http://www.turboirc.com/gps7/)
ダウンロード後に実行すると、既に仮想COMポートに割り当てられたGNSS・GPSデバイスをセンサーAPI対応ドライバーをインストールします。
その後コントロールパネルより位置センサーとその他のセンサーを開きセンサーを有効にします。(Windows7)
地図アプリでは自動的にAPIよりデータを取得するので特に設定が必要ありません。
又、従来通りの直接COMポートへのアクセスする場合はUninstallを行います。
(ひと手間増えますが、地図アプリを利用する側からすると簡単に利用できるようになります。)
P社チップメーカーのサポートもセンサー、ロケーションAPIの対応は検討している・・・との事です。