XBee pro ZB はZigBee(近距離無線通信の規格)に対応した無線モジュールです。2.4GHz帯を利用し近距離間の無線ネットワークを構築できます。
XBeeはWi-FiタイプとZigBeeタイプがあり、今回はZigBee対応 XBee-Proのワイヤレスアンテナのタイプを選びました。
Pro ZBタイプは高出力で飛距離が長くなっています。送信出力205mA、受信47mAとバッテリ駆動では考慮する必要があります。2.7-3.6VDC
XBee Pro ZBは仕様上 最大90mそして屋外1.5km(見通しのとれた屋外)とありますので屋外での飛距離は魅力的です。
<用意したもの>
XBee Pro ZBワイヤレスアンテナ x2
ワイヤレスプロトシールド x1
XBee USB アダプタ x1
<その他必要なもの>
ARDUINO UNO x1
GNSSモジュールとXBeeを利用して無線化の実験です。
Xbeeの通信設定
XBeeの USBドライバとXCTU(設定ツール)をインストールします。
ユーティリティ及びドライバは以下のページよりダウンロードします。
http://www.digi.com/support/
XBeeのタイプとOSに適合したものを選択します。
ユーティリティはNext Generation XCTUとなっています。
上記サポートページにマニュアルはあるようですが、英文のみです。
ユーティリティを起動するモジュールの追加を行います。
Settingを開くとモジュールの設定内容が読み込まれますので、次の項目をセットします。
- ID PAN ID、DH(シリアルナンバー上位8ケタ0013A200)、
- DL(通信相手の、、シリアルナンバー下位8ケタ)
又、シリアル通信のプロトコルを確認します。
今回はGNSSモジュールのボーレートに合わせるために9600bps(変更なし)としました。
設定を書き込んだら、もう一台のXBee Pro ZBをUSBアダプタにセットし同じように設定を完了します。
FWの変更でコーディネーター、ルーター、エンドと変更する事ができますので、ネットワークの使い方に合わせてファームウェアを書込みするようです。
今回は簡単なRouterATモードにて設定しました。
上記は 手前がArduino+ワイヤレスシールド+XBeePro XB+GNSSモジュール
PCのUSBに接続し電源をもらいます。
もう一方のXBeeはUSBハブ経由でデスクトップPCのUSBに接続されています。
COMポート経由でArduino 側のGNSS データ(NMEA)を受信する事ができます。
Arduino側はノートPCに接続し Arduino -USB経由COMポートからもNMEAデータを受信する事ができます。
1 VCC – – Power supply
2 DOUT Output Output UART Data Out
3 DIN / CONFIG Input Input UART Data In
10 GND – – G
となっています。