GR-8018, u-blox M9 NEO-M9V ベースのGNSSレシーバー

u-blox NEO-M9VベースとするGR-8018は、(GPS・SBAS/Galileo/QZSS/GLONASS/BeiDou)を同時受信し最良の信号を選択し、位置精度を最大化します。特に、都市部のビルの谷間などの環境下で性能を発揮します。

また、内蔵の加速度センサーとジャイロセンサーによるUDR(Untethered Dead Reckoning)をサポートしています。校正後、DR(Dead Reckoning)により、GNSSの固定が完了する前に電源を入れるだけでナビゲーションを開始できるため、信号が不安定な環境でも継続的な位置情報が提供されます。地下、駐車場、トンネルなど、信号が完全に途切れる場所でも連続して位置を追跡することが可能です。

GR-8018はGNSSとDRの測定を組み合わせ、最大50Hzの更新レートで位置解を算出できます。これは高速レースなど、タイミングが重要なアプリケーションに特に有効です。また、通常のGNSS出力も利用可能です。

オールインワンのコンパクト設計で、プラグアンドプレイが可能です。使いやすく、超高性能かつ低消費電力の業務用GNSSスマートアンテナであり、USBまたはTTL/RS232通信インターフェースが利用可能です。

特長

  • u-blox NEO-M9Vベース、UDRサポート
  • GNSS+DRの50Hz更新レートサポート(優先メッセージのみ対応)
  • 同時複数ナビゲーションシステムサポート
    • GPS/Galileo/QZSS/SBAS/GLONASS/BeiDou
  • SBAS(WAAS、EGNOS、MSAS、GAGAN)サポート
  • QZSS L1S SLAS(サブメーターレベル補強サービス)サポート

キャリブレーション

キャリブレーションの状態が以下のように遷移するのを確認できます。

室内UDRテスト

駐車タワーに入り、外側の長方形に沿って2階まで上がり、内側の長方形に沿って降りるテストを行います。下の画像のように、室内の経路は約400メートルです。移動に伴う誤差の影響で一部の逸れが見られますが、記録された室内の経路はおおむね実際の経路と一致しています。